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賢い子供に育てるための知恵袋

賢い子供に育てるための知恵袋



子供には、将来に対する無限の可能性が秘められています。そして、その可能性を開花させる手助けを最も身近で行えるのは、親に他なりません。

今回は、秘められた可能性を引き出す、賢い子供の育て方をご紹介していきましょう。


賢い子供を育てる6つのポイント


1.早寝早起きの習慣を身に付けさせる

脳の正しい発育には、質の良い睡眠が不可欠です。脳神経科学の権威であるオックスフォード大学教授のラッセル・フォスター氏によると、10歳までの子供は、9時間~9時間半の睡眠時間を確保することが望ましいとのこと。

フォスター氏は、9時間以下の睡眠でも子供の日常生活に支障はないとしていますが、子供が新しいひらめきを得たり、複雑な問題を解決するためには、9時間~9時間半以上の十分な睡眠が不可欠と結論づけています。


また、睡眠には夢と関係の深いレム睡眠と、脳をゆっくりと休ませるノンレム睡眠がありますが、レム睡眠には大脳を発達させ、成熟させるという特徴があります。脳の成長と成熟を担うレム睡眠、脳の休養を担うノンレム睡眠、このどちらも子供にとってはかけがえのないものです。

また、ただ無秩序に眠るのではなく、眠る時間と起きる時間を固定化することで、正しい生活リズムを刻むことができる、朝日を浴びてセロトニン量を増せるなど、子供の成長にとって非常に良い効果が期待できます。

朝は8時or9時までに子供を寝かしつけ、質の良い睡眠をたっぷりとった後は、早朝すっきりと起こし、朝日を浴びさせてあげましょう。

2.疑問や質問に対して、簡単に答えを与えない



子供は大人に対して「なぜ?どうして?」と、常に問いかけてきます。ここで答えやヒントを与えるのは簡単ですが、あえて答えず、子供自身に疑問や質問の答えを調べさせましょう。そうすることで、自主性を働かせることの醍醐味や喜びを覚え、知的好奇心旺盛な子供に育っていきます。

また、子供が疑問を解消する手段に迷っていたら、答えを教えるのではなく、答えを探す手助けをしてあげましょう。本や図鑑で一緒に答えを調べるのも良いですし、昆虫や植物に関する疑問であれば、一緒に屋外を散策して動植物に触れたり、図書館で関連本を見つけたりするのも良いですね。

小さな頃から「調べる」ことが身についていると、将来、未知のことに遭遇したり不測の事態に陥ったりした時も、独力で答えを見つけて突き進む強さを得ることができるはずです。

3.間違えてもすぐに叱らず、学習の楽しさを教える

子供が同じ間違いを繰り返すことは少なくありませんが、そんな時に「なぜ間違いばかり繰り返すの!」と起こるのはNGです。あまりに同様の間違いばかりを目にすると、親としてはガッカリしたり、またか……と残念に思ったりすることもあると思います。

しかしそんな時、怒るのではなく、間違いを正しい方向へ導くことを心がけてみて下さい。子供が間違った答えを出した時は、実は頭を鍛えるチャンスでもあります。「どうしてそんな風に思ったのかな?」「こっちの方が正しいと思うけど、どうかな?」など問いかけてみて下さい。そうすることで、子供の発想力が刺激されるだけでなく、物事を説明する能力も向上します。

また、母子の間で問いかけを繰り返すことで、コミュニケーションが密になりますし、子供が学ぶことにポジティブな印象を抱くので、学習することに楽しさや喜びを感じやすくなります。

4.子供が興味を示すものは、とことんやらせてあげる



子供は自分が興味を持っていることに対して、驚くほどの集中力を発揮します。実際、子供が興味をもつことを行っている時は、非常に集中力が増し、脳の情報収集能力・情報処理能力が飛躍的に向上しているそうです。

一方、興味がないことをしている時や、複数のことを同時に行っているときなどは、脳がストレスを感じて機能低下を起こし、情報や知識をほとんど処理できない状態にあると言われています。


さらに、本人が嫌がる勉強や習い事を無理強いしてしまうと、心理面での抵抗が強くなり、脳の機能が低下するに留まらず、勉強や学習が嫌いになる、無気力になる、親子関係にひびが入るなど、様々な悪影響が出てきます。

子供が興味をもつ対象には親として理解を示し、本人が納得いくまで取り組ませてあげましょう。たとえ興味の対象が好ましいものでなかったとしても、親の好き嫌いで止めさせたり、取り上げたりしないよう心がけて下さい。

5.本に親しませる

「読む」ということは、あらゆる学習の基本となるものです。読むことに抵抗が無ければ、どんな学習でも自力で進めていくことができますし、問題を解く鍵の見つけ方もスマートに探すことができるようになります。

そんな「読む」力をつけるには、本や資料を紐解くことに抵抗を感じないことが大前提となります。そして、この抵抗を感じるかどうかに深く関わってくるのが、幼少期の読書体験です。


小さな頃から本に親しんでいると、本を読むことに抵抗を感じないどころか、本を読むこと、そして本から知識や情報を得ることに喜びを感じるようになります。

実際、現役東大生に幼児期の読書に関するアンケートを採ると、赤ちゃんの頃から頻繁に読み聞かせをしてもらっていた、小学校に上がる前からたくさんの本に囲まれていた、小さな頃から本だけは豊富に与えてもらっていた、という回答が多く見られます。

幼少期から本に親しんでいると、本人も知らず知らずのうちに学習の基本を身に付けることができますし、想像力や感受性が豊かになる、脳が刺激を受けて成長が促進されるなど、様々な恩恵を受けることができますよ。

6.育脳によい食材で食事を作る



近年、記憶力や思考力を高める効果のある食材や栄養素が、研究や論文などで続々と発表されてきています。ここで脳に良い作用をもたらすとされる栄養素をご紹介しますので、ぜひ毎日の食事に取り入れてみて下さい。


1.DHA・EPA



DHAやEPAは、頭を良くする食べ物・栄養素の代表格とも言える存在ですよね。最近の研究では、DHAやEPAには脳内の神経細胞の成長を促す効果が認められており、適切な量の摂取を続けることで、集中力や記憶力を向上させる作用があるとされています。

事実、学習機能・記憶機能を司る脳の「海馬」には、他の部位の2倍以上のDHAが含まれているとされますし、EPAと共に脳内の血流を改善し、脳内の血液の巡りを良くしてくれます。こういったことから、DHA・EPAは「キング・オブ・ブレインフード」とも呼ばれています。


DHAやEPAは青魚に豊富に含まれることで知られますが、青魚を苦手とするお子さんも多いですよね。そういった場合は、お子さんが食べやすいようにレシピや調理法を工夫するのも良いですが、子供でも飲むことができるサプリメントを活用するのも一つの手段です。

また、サバ缶などにもDHAやEPAは豊富に含まれています。「サバの味噌煮や水煮缶なら食べられる」というお子さんも少なくないので、試してみるのもおすすめです。


2.トリプトファン

トリプトファンはアミノ酸の一種ですが、トリプトファン単体ではなく、トリプトファンから合成されるセロトニンが脳に良いとされます。

セロトニンは神経伝達物質の一つで、脳の働きを活性化させたり、集中力を向上させたりといった作用があり、成長途中の子供の脳にも良い影響与えてくれます。

トリプトファンが豊富に含まれている食べ物にバナナがありますが、バナナには、果糖だけでなくショ糖やデンプンなど複数の糖質が含まれており、脳の栄養源として大変優秀です。そのため、子供のおやつにバナナはとてもオススメです。


3.ビタミンB1

ビタミンB1は、記憶力や集中力の向上を助ける作用を持つビタミンです。さらに、中枢神経や末梢神経の機能を正常化させる、脳の栄養となるブドウ糖の代謝に欠かせないなど、子供の育脳に不可欠なビタミンとなっています。

ビタミンB1は、豚肉や大豆、大豆製品、海苔などに豊富に含まれています。これらの食材は、毎日の献立に取り入れやすいので、毎日意識してお子さんに食べさせてあげて下さい。

賢い子供に育てるための知恵袋のまとめ

  • 健やかな脳の発育には、質の高い睡眠をたっぷりとることが大切
  • 勉強を「やらせる」のではなく、学習の楽しさを教えてあげることが重要・子供が興味をみせるものには理解を示すことが大事
  • 小さな頃から読書に親しむことで、学習の基礎が自然に身につく
  • DHAやEPA、トリプトファンなどが豊富に含まれる食材を献立に取り入れ、育脳に力を入れるのがおすすめ