メニュー

糖尿病ってどんな病気?症状や予防法は?

糖尿病ってどんな病気?症状や予防法は?



生活習慣病も様々ありますが、その中でも日本において患者数が増加傾向にあるのが糖尿病です。

糖尿病と聞くと、中高年や肥満の人にかかりやすいイメージがありますよね。しかし、最近では30代の方から一見すると肥満でない人まで糖尿病の発症リスクが高まっていると言います。

ここでは、糖尿病とはどんな病気なのか、有効な予防法や改善策について見ていきたいと思います。


糖尿病とはどんな病気?



糖尿病とは、簡単に言うとインスリンが正常に機能せず、常に血糖値が高い状態にあることを言います。では血糖値とはいったい何なのでしょうか。

そもそも血糖値とは

血糖とは、血液中に含まれるブドウ糖のことで、血糖値とは血液中におけるブドウ糖の量を言います。ブドウ糖は血液を通じて全身へと運ばれ、脳や体を動かす最大のエネルギー源となります。

私たちは普段、食事から様々な栄養を摂取していますが、5大栄養素の中でも白米など主食として食する機会が多いのが炭水化物ですよね。炭水化物は糖質であり、体内で消化されるとブドウ糖に変わります。


つまり私たちの体は、炭水化物を食べると血糖値は高まり、体を動かしてエネルギーを消費すると血糖値は低くなる仕組みを備えているのです。しかし、通常は食事や運動によって血糖値が極端に増減することはありません。

それは、インスリンとインスリンとは異なる作用を持つホルモンの働きによって、血糖値は一定の範囲内に抑えられているからです。


インスリンとは、血液中のブドウ糖をエネルギーとして利用し、血糖値を下げる働きがあるホルモン物質です。しかし、何らかの原因によりインスリンが正常に働かなくなると、ブドウ糖は行き場を失ってどんどん血糖値が高くなってしまいます。

この状態が糖尿病です。

糖尿病患者数は増加している

厚生労働省が調査したデータによると、2011年度で270万人だった糖尿病患者数が、2014年には316万6000人と過去最多を記録しました。なんとわずか3年のあいだで46万人以上増えていることになります。

■医療機関に訪れる疾病の患者数(2014年)

男性 女性 総患者数
高血圧性疾患 445万人 567万6000人 1010万8000人
糖尿病 176万8000人 140万1000人 316万6000人
高脂血症 59万6000人 146万5000人 206万2000人
心疾患 94万7000人 78万6000人 172万9000人
がん 87万6000人 75万人 162万6000人
脳血管疾患 59万2000人 58万7000人 117万9000人

(出典:「2014年 患者数調査の概要/厚生労働省)

糖尿病の種類と原因

糖尿病の原因はいくつか考えられますが、ここでは代表的な3つのタイプごとに紹介します。


・1型糖尿病
インスリンを合成する膵臓の細胞が破壊されてしまい、自らインスリンを作り出せない状態にあるのがこのタイプです。幼児や8~12歳の子供に多く見られ、日本では1万人に1人の割合で発症します。


・2型糖尿病(生活習慣病)
糖尿病患者の98%がこのタイプです。40歳以降の中高年に発症しやすく、遺伝や加齢、生活習慣などが原因で、インスリンの分泌が低下しているかブドウ糖が上手く利用されなくなることで高血糖を起こします。

最近では若者の発症数も増加しており、食生活や運動不足、ストレスなど不摂生な生活によって引き起こされる生活習慣病とも言われています。


・妊娠糖尿病
妊娠してから発見された糖尿病、または糖尿病の手前である糖代謝異常を起こしている状態なのがこのタイプです。

妊娠中に分泌されるホルモンには、インスリンの働きを抑制する働きを持つホルモンがあるため、インスリンが足りなくなることで高血糖に陥ります。出産後、血糖値は正常になるケースがほとんどです。

家族に2型糖尿病患者がいる場合や、肥満、35歳以上の高齢妊娠の場合に発症しやすいとされています。


糖尿病の症状



糖尿病の主な症状は、

・多尿になる
糖は尿と一緒に水分の排出を促すため、尿の量が多くなります。また、排泄した尿は、糖が多く含まれているために甘いニオイを放つことがあります。

・のどが渇く
多尿により脱水症状に陥りやすくなります。そのため、のどが渇いて大量の水を欲するようになります。

・体重の減少
エネルギー源である糖が尿と一緒に排出されてしまうため、代わりにタンパク質や脂肪が利用されてしまい、その影響によって体重は減少します。

・体力低下
エネルギー源の糖が失われてしまうことや、体重の減少などによって体力が落ち、疲労を感じやすくなります。倦怠感を伴ったり、おう吐や腹痛など消化器にも症状が及ぶことがあります。


症状はタイプによって現れ方が異なる場合があります。

上記のような自覚症状があり、比較的発見しやすいのが1型糖尿病です。対して2型糖尿病は、目立った自覚症状が出ないままゆっくりと進行してしまうため、注意が必要です。


糖尿病が引きおこす合併症



糖尿病で怖いのは、それに伴う合併症の存在です。長い期間、高血糖にあることで血管は多大なる影響を受けることになります。

次では、糖尿病で起こり得る合併症について見ていきます。


・糖尿病性網膜症
糖尿病性網膜症とは、放置することで失明のリスクを伴う怖い病気です。ある程度まで症状が進行してしまうと、糖尿病を治療して正常な血糖値を取り戻しても、網膜症を改善することはできません。


・糖尿病性腎症
糖尿病は腎臓にも大きな影響をもたらします。長期の間、高血糖が続くと腎臓が果たす濾過機能が正常に働かなくなるため、腎不全状態に陥ります。

それにより体内の水分や塩分、老廃物などの排出が困難になるため、最終的には人工透析や腎移植による治療・手術が必要になります。


・糖尿病性神経障害
糖尿病は、手や足に存在する末梢神経や、心臓や血圧、胃腸をコントロールする自律神経に障害を来します。

手足のしびれや痛み、ほてりなど様々な症状が現れます。進行はゆっくりであるため、早い段階で発見し、治療に専念すれば障害を改善することは可能です。


・動脈硬化
生活習慣病で起こりやすいのが動脈硬化ですが、中でも糖尿病による発生率は高い傾向にあります。糖尿病を患っている人の狭心症・心筋梗塞の発生頻度は、そうでない人に比べて3倍ほど高くなります。

また、動脈硬化が足の血管で起こってしまうと、強い痛みを伴い歩行や運動が困難になります。さらに症状が進行すると、潰瘍や壊死を起こし、最悪の場合、足を切断しなくてはならなくなります。


糖尿病を予防する方法&治療中に心がけたいこと



突然発症する1型糖尿病は、未だはっきりとした原因が解明されていないため、予防も難しいとされています。しかし、2型糖尿病は生活習慣との深い関わりが明らかにされているため、予防や症状の改善を図ることは可能だと言えます。

運動不足、暴飲暴食、ストレスなど、乱れたライフスタイルを見直すことが重要になってきますが、その中でも糖尿病の予防や治療に効果的なのが食事療法です。

食事療法

(1)カロリーを摂りすぎない

炭水化物をたくさん摂るとそのぶん糖分が増え、血糖値は上昇しっぱなしの状態になってしまいます。血糖値を下げるためにインスリンは働きますが、次第に供給が追いつかなくなり、分泌力は衰えてしまいます。

そのため、栄養バランスを考えつつ、糖分を抑えた低カロリーな食事を心がけることが大切です。

レトルトやインスタント食品など加工食品には、脂質や塩分など多く含まれていますので、控えるようにしましょう。また、砂糖の含有量が多い果物の缶詰やドライフルーツ、アイスや菓子パン、ジャムなども食べ過ぎは注意です。

アルコール飲料にも糖質は多く含まれています。肝臓にも負担がかかりますし、味付けの濃いおつまみが食べたくなってしまいますのでお酒好きの方は要注意です。


(2)食物繊維を意識して摂る

食物繊維は便秘改善に効果的である他、中性脂肪やコレステロール値を下げたり、血糖値の上昇を防ぐ働きがあります。

きのこやこんぶ、わかめ等の海藻は低カロリーでダイエットにも最適です。ニンジンやきゃべつなど野菜にも豊富で、なおかつ健康・美容に嬉しいビタミン類もたっぷり補給できます。

玄米も食物繊維やビタミンが豊富です。噛みごたえがあるので、満腹感によるダイエット効果や口もとのアンチエイジングにも効果的です。主食を白米から玄米に変えると良いですね。


(3)青魚を食べる



青魚には、人の体内では合成できない不飽和脂肪酸を含んでいます。それがDHA・EPAです。

DHAは、主に脳機能を高めたり、精神を落ち着かせる抗うつ作用があります。そしてEPAには、血栓を防ぐ溶血作用をはじめ、インスリンの働きを正常化したり、脂質の代謝を改善するなどの効果があります。

また、どちらもコレステロール値や中性脂肪値を低減させ、血液をサラサラにする働きが期待できるため、糖尿病はもちろん、その他生活習慣病の予防に有効だと考えられています。


DHA・EPAサプリで糖尿病の予防ができる?



DHA・EPAは健康に欠かせない成分として厚生労働省からも1日1000mgの摂取を呼び掛けていますが、その量を食事で補おうとすると、毎日例えばマグロの刺身を5人前食べなくてはなりません。

マグロ好きには苦ではないかもしれませんが、やはりそればかりでは栄養の偏りも気になりますし、何より水銀の心配もぬぐえません。また、生魚が苦手、という方も多いですよね。

食事で補うのが難しい・・・という場合におすすめしたいのが、DHA・EPAサプリです。


健康食品であるサプリメントには、普段の食事だけは不足してしまうDHA・EPAを、500~600mgも含んでいるため、簡単に栄養をまかなうことができます。水銀の心配も少ないクリルオイルを使用したDHA・EPAサプリもあります。

糖尿病を予防するためにもバランスの良い食事に加えて、DHA・EPAサプリの摂取を心がけたいですね。

糖尿病ってどんな病気?症状や予防法は?のまとめ

  • 糖尿病はインスリンが機能せず高血糖にある状態
  • 生活習慣病の中でも様々な合併症を引き起こす
  • 糖尿病の予防・改善は食事療法が効果的
  • DHA・EPAサプリの摂取は糖尿病の予防に繋がる!