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高血圧ってどんな病気?症状や予防法は?

高血圧ってどんな病気?症状や予防法は?



高血圧が健康の維持の大敵となることは、皆さんご存じのことと思います。しかし、高血圧とはどのような症状なのか、何故高血圧が健康に悪影響を与えるのかという点については、意外に知られていないというのが実情なようです。

今回は高血圧の基礎知識と、予防・改善策についてご説明していきたいと思います。


高血圧ってどんな病気?


高血圧とは?

血圧は些細なこと(体を動かす、寒さを感じる、感情の動き)などで一時的に上昇しますが、これ自体は高血圧とは呼びません。高血圧とは、安静にしている状態で慢性的に血圧が正常値よりも高い状態のことを指します。

高血圧の専門医からなる日本高血圧学会では、高血圧を以下のように定義しています。

     ■高血圧の数値基準
  • 最大血圧(上の血圧) 140mmHg以上
  • 最小血圧(下の血圧) 90mmHg以上

高血圧は、最大血圧・最小血圧が共に基準値よりも高い場合に限らず、どちらか一方だけが高めの場合も該当します。

基準値をご紹介しましたが、高血圧だった場合の降圧目標値(※)は、年齢や合併症などによって個人個人異なるため、自己判断はせず、医師の診断を受けることが大切になります。

※どの程度の血圧まで下げることを目標とするかの値

高血圧とはどのような病気?

高血圧は日本において代表的な成人病(生活習慣病)の一つとされています。日本人の高血圧患者は3000万人にものぼると言われ、成人男性の約45%、成人女性の約35%が高血圧だというデータもあります。高血圧が国民病と言われるのも納得できますね。

高血圧が怖いといわれる理由の一つに、単体でははっきりとした自覚症状がでないことが挙げられます。高血圧の方は、頭痛や頭の重さ、倦怠感などを訴えるケースがよく見られると言われますが、これらの症状と血圧の高さについては、因果関係があるという研究結果などがないというのが実際のところです。


しかし、自覚症状がないからといって放置してしまうと、命にかかわる高血圧緊急症を引き起こし、激しい頭痛、痙攣、意識障害、呼吸困難などの重篤な症状があらわれます。

また、高血圧の状態が続くと動脈硬化が促進されてしまい、心筋梗塞や脳卒中、慢性腎臓病などの重篤な病気に繋がります。特に、脳卒中と高血圧は非常に関わりが深いということが、最近の研究で明らかになっています。

高血圧によって引き起こされる病気



・脳卒中(脳梗塞、くも膜下出血など)
高血圧によって最も発症リスクが上昇するとされるのが脳卒中です。最高血圧が10mmHg上がるだけで、脳卒中のリスクは男性で約20%、女性で約15%も上昇します。

・心疾患(心筋梗塞、狭心症)
高血圧は心疾患の発症リスクも高め、男性は女性よりもより影響が大きいとされています。最高血圧が10mmHg上昇すると、心疾患リスクは約15%増加すると言われています。

・慢性腎臓病
高血圧の状態が続くと腎臓にも多大な負担がかかり、血液中の過剰なナトリウムの排出が適切に行われなくなります。ナトリウムの排泄がうまくいかないと、高血圧はさらに進んでしまうため、まさしく悪循環に陥ってしまいます。

高血圧になるメカニズム

血圧は血管の抵抗性や全身の血液量、心臓から全身に送り出される血液量などによって変化します。

高血圧が起こるメカニズムの代表的なものを簡単にご紹介しましょう。


・動脈硬化による高血圧
動脈硬化によって血管の壁が厚くなったり血管自体が細くなったりすると、血液の流れに支障がでてしまいます。そうなると、心臓は末端の血管まで血液を流すために無理な圧力をかけるようになり、結果血圧が高くなってしまいます。

・腎臓障害による高血圧(腎実質性高血圧)
腎臓にトラブルがある場合も体内の水分量の調整がうまくいかなくなり、全身の血液量が過剰となり血圧が上昇します。

高血圧の原因



高血圧の主な原因は、生活習慣の乱れ、加齢、遺伝にあると考えられています。加齢や遺伝による高血圧の方に限らず、乱れた食生活や生活習慣を続けていると高血圧になる可能性が跳ね上がりますので注意が必要です。

     ■高血圧の主な原因
  • 1.塩分の取りすぎ
  • 2.肥満
  • 3.過剰な飲酒・喫煙
  • 4.運動不足
  • 5.肥満
  • 6.食生活の乱れ
  • 7.過剰なストレス
  • 8.遺伝
  • 9.加齢


高血圧を予防・改善するには



高血圧の予防・改善においては、生活習慣や食生活の見直しが基本となります。

食生活を見直す

高血圧の方の多くは、自覚することなく「血圧を上昇させる食生活」を続けています。そのため、高血圧の予防・改善ではまず、毎日の食生活の見直しから始めるのが基本となります。


・減塩を心がける

食生活の中で真っ先に見直したいのが塩分の摂取量です。塩分の取りすぎが高血圧の原因であることは広く認知されていますが、毎日の食生活で自分がどの程度塩分を取っているのか、しっかりと把握している方は少ないのではないでしょうか?

日本高血圧学会のガイドラインでは、一日当たりの塩分の推奨摂取量を「6g未満」としています。では、6g前後であれば問題ないかというと厳密にはそうではありません。実は、ガイドラインでは「より少なくすることが理想」であるともされているのです。


実際のところ、日本人は世界的に見ても塩分を取りすぎの傾向にあり、6gというのは高血圧予防のためのラインぎりぎりと考えられます。つまり「改善には十分でない」とも言えるのです。

欧米では高血圧改善のための塩分摂取量の理想値は「3.8g」としていますので、すでに高血圧が気になっている方は、6gという数値を目標にするのではなく、それ以下の摂取量に持って行けるよう心がけることをおすすめします。



減塩のコツには次のようなものがあります。

■減塩のポイント

・薄味に徐々に慣れるよう心がける
・醤油のつけすぎに気をつける。可能であれば減塩タイプを選択する
・出汁をしっかりと効かせ、塩や醤油の量を減らす
・醤油やソースの量を減らし、ゆずやレモン、胡椒、ごまなどを活用する
・ラーメンや蕎麦、うどんなどのスープは残す

ミネラル類を十分に摂る

カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル類には血圧を調整する働きがあります。

カリウムは野菜や海藻類、豆類、果物などに、マグネシウムは海藻やナッツ類、豆類などに豊富に含まれていますので、毎日の食生活に積極的に取り入れましょう。

また、カルシウムが不足すると心臓や血管を収縮されるプロビタミンDや副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、血圧が上昇する危険性があります。牛乳や小魚を献立に取り入れ、カルシウム不足を避けることも大切です。


高血圧の予防にDHA・EPAサプリがおすすめ!



皆さんは「DASH食」という言葉を耳にしたことはありますか?これは「Dietary Approaches to Stop Hypertension」の頭文字をとった言葉で、アメリカで立案された血圧を上げないための食事を指します。

このDASH食の考え方は、肉類や甘味類などの高コレステロール、高脂質の食事を避け、魚類や野菜、果物、豆類、穀類などの複合食を続け、血圧を下げるということが基本となっています。


ここで注目したいのが、DASH食では魚を積極的に摂取して、魚の脂に豊富に含まれる不飽和脂肪酸(DHA・EPA)による降圧効果に重きを置いているということです。

前項で減塩やミネラル豊富な食生活の重要性をご紹介しましたが、これらに加えて、DASH食を見本として、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸の摂取も食事に積極的に取り入れてみると良いでしょう。


また、最近はDHAやEPAの持つ血液をサラサラにする効果や血管を柔軟に保つ作用などが注目され、質の高いサプリメントなども多くリリースされています。これらのサプリメントを上手に活用し、高血圧の改善と予防に取り組まれるのもおすすめです。

高血圧ってどんな病気?予防や対策は?のまとめ

  • 高血圧は代表的な生活習慣病のひとつである
  • 高血圧は、動脈硬化のリスクを高める危険性がある
  • 高血圧の対策には、魚や野菜などを積極的に食べるDASH食がおすすめ
  • 魚の脂を摂取できるDHA・EPAサプリは高血圧の予防にも効果的!