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中高年が注意したい病気とは?

中高年が注意したい病気とは?



中高年になると、身体の衰えと共に若い時には見られなかった症状が出てくることが多くなります。

30~40代といった中年期は働き盛りといったこともあり、社会生活や人間関係の悩みや負担からストレスを感じ、病気を招きやすいという特徴があります。また、50代以降の高年となると、老化による身体機能の衰えを起因とした病気が現れやすくなります。

ここでは、中年期・高年期にかかりやすい病気やその対策について見ていきましょう。


中年期にかかりやすい病気



1.胃・十二指腸疾患
30~40代に見られる病気のTOPは胃・十二指腸疾患です。これには納得!という方も多いのではないでしょうか?

健康保険組合連合会発表の被保険者疾患調査によると、30代における胃・十二指腸疾患の患者数が全体に占める割合は13.5%にものぼると言われています。


2.目や神経系の病気

20代まではあまり見られない目の器官の疾患や神経痛などが、30代~40代で増えてきます。

目の異常に関しては、眼精疲労であるケースも多いのですが「加齢黄斑変性」などの発症率も年々増加しており、自己判断で放置していると治療に長時間かかったり、治療の効果が上がらないといった問題が出てくるため要注意です。

加えて、飛蚊症や複視(ものが2重に見える)、緑内障、白内障などの発症率も高くなります。また、神経系疾患とは異なりますが、精神作用からくる関節炎リウマチなども中高年に多く見られる病気の一つとなっています。


3.高血圧症

脳血管障害や心臓疾患など重篤な病気を引き起こす高血圧も、中年期で発症するケースが増えてきています。

以前は高年期以降がメタボ世代と言われることが多かったですが、最近は中年期もメタボ世代に含まれることが増えてきています。これは、30~40代に高血圧症が多く見られるようになったことが関係していると考えられます(※)

※メタボリックシンドロームの診断基準は、内臓脂肪型肥満に「血清脂質・血圧・血糖」の3項目のうち2項目以上の以上が見られる、というものであるため


4.歯周病

歯周病は50歳以上の日本人の約9割以上が罹患しているといわれる、国民病とも言える病気です。近年、30代でもこの歯周病に悩む人の割合が増えてきており、罹患率も年々増加傾向にあります。


5.うつ病

中年期は仕事においても家庭においても、人生で最も充実する時期と言えます。20代で積み上げた経験や実績が評価されて昇進したり、結婚や出産などを経て人間的に大きく成長したことを実感することも多いでしょう。

しかし、近親者との死別などの辛い出来事、不本意な転職やリストラなどの苦しい出来事を経験したり、健康面での不安が増す時期でもあるため、心身に大きな負担を感じる時期でもあります。

そのため、環境の変化や心的ストレスを引き金として、うつ病を発症するケースが年を追う毎に増加しています。

中年期の病気の特徴

中年期に見られる病気の多くは、いわゆる「サラリーマン病」といわれるものとなっています。社会生活や家庭におけるストレスがうまく解消できなかったり、長期間許容量以上のストレスがかけられた結果、心身のバランスが崩れてしまった場合などに、病気を発症することが多いと言えます。

また、中年期は肉体的には安定期にあるものの、更年期に向けて様々な老いの症状が見え始める時期でもあります。


高年期にかかりやすい病気



1.高血圧症
50代以降の高年期で最も多い病気は高血圧症だとされています。特に、60代では特に多く、病気全体に占める高血圧症の割合は約21%にものぼるといわれています。

また、高血圧症と関係が深い動脈硬化も高年期以降多く見られるようになり、高血圧症と同様に、60代に最も多く見られる病気の一つとなっています。


2.胃・十二指腸疾患

中年期に多かった胃や十二指腸疾患ですが、高年期以降も多発しています。特に50代に多く見られ、50代の病気全体に占める胃・十二指腸疾患の割合は約11.2%となっています。


3.目の病気や関節の痛み

中年期の目の疾患は眼精疲労や飛蚊症などが多いですが、50代以降となると、身体の衰えが原因となって発症する疾患が増えてきます。緑内障などは、高齢者の代表的な病気の一つに数えられますが、これも加齢によって起こる病気です。

また、高年気になると軟骨のすり減りが原因となる関節の痛みも多く見られるようになります。関節の痛みを伴う病気には、変形性関節症や関節リュウマチなどがあります。

高年期の病気の特徴

高年期に入ると身体全体・各部位にわたって老化現象が進行し、様々な病気を引き起こす要因が多々発生するようになります。

また、50~65歳ほどの初老期には、色々な喪失体験が訪れることからうつ病を発症しやすいという特徴もあります。最近は、定年前・定年後うつ病といった病名も目にする機会が増えてきています。


中高年の病気予防 そのポイントとは



中高年はそれまでの経験や実績が実を結ぶ人生の最盛期といえる世代ですが、身体的には少しずつ老化現象が始まり、病気のリスクも高まります。

この時期に無理をしたり、乱れた食生活や生活習慣を送ってしまうと、生活習慣病をはじめとした様々な疾患が身体にあらわれ、以後の人生に大きな支障をきたす場合があります。

そういったことを避けるためにも、病気になる前に予防に努めることが大切になります。

中高年の病気予防ポイント1 生活リズムを見直す

中高年世代は働き盛りということもあり、長時間残業や休日出勤などを引き受けてしまい、生活リズムが崩れがちです。職場で重要なポストを任され、無茶な出勤や出張を繰り返しているという方も多いのではないでしょうか?

しかし、そういった負担の大きな生活を続けた結果、体調を崩して大きな病気を引き寄せてしまうというケースは枚挙にいとまがありません。


老化による衰えが見られるこの時期にこそ生活リズムを見直し、朝決まった時間に目覚め、夜には寝具に入って就寝するといった、自然のリズムに則った生活に切り替えるよう心がけましょう。

また、心身に余裕をもった生活を心がけ、リラックスした時間をある程度確保できるゆったりとした毎日を送ることができるよう、生活習慣を見直すことも大切です。

中高年の病気予防ポイント2 毎日運動をする

中高年以降の病気の多くは、血行不良や動脈硬化に起因するものとなっています。血流に問題が生じ、身体のすみずみにまで栄養や酸素などが行き渡らないことが、病気を引き起こす大きな引き金となっているのですね。

この血行不良や動脈硬化の予防に役立つのが運動です。運動といっても、息が切れるような激しい運動を行う必要はなく、軽く息が弾む程度のウォーキングや水泳、スロージョギングなどの有酸素運動が適しています。

中高年の病気予防ポイント3 バランスの良い食生活を心がける

健康の基礎となるのは、バランスの良い食事を続けることです。中高年世代におすすめなのは、良質なタンパク質やミネラル、ビタミンを豊富に含む献立で、脂肪分を抑えることが重要になります。

脂肪分の多い食品やインスタント、冷凍食品などを多用した食生活を続けていると、動脈硬化や生活習慣病を引き起こすリスクが高まりますので要注意です。


また、近年血液をサラサラにする効果で注目を集める、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸の摂取を心がけるのも良いですね。DHAやEPAは厚生労働省でも1日あたり1000mgの摂取を推奨しているので、この基準をクリアするのを目標とするのがおすすめです。

ただし、DHAやEPAなどは食品だけで推奨量をクリアし続けるのは難しいため、サプリメントなどを併用することも考えてみて下さい。

中高年が注意したい病気とは?のまとめ

  • 中年期にはストレスに起因したサラリーマン病が多く見られる
  • 高年期には老化による様々な病気がみられるようになる
  • 中高年期の病気を予防するには、生活習慣や食生活の見直しが大切
  • 中高年以降は血液をサラサラにするDHAやEPAの摂取を心がけたい